タンロン水上人形劇

IMG_2737現在ではダナンやホーチミンといった主要観光都市でも鑑賞できる「水上人形劇」は、ベトナム旅行の定番ナイトスポットの一つとなっています。

その水上人形劇も、発祥はここ北部。
ハノイ旅行では本場の水上人形劇を見学しましょう。

水上人形劇の歴史

IMG_0280水上人形劇は1000年以上の歴史があると言われています。
詳しい起源やルーツはわかっていませんが、もともとは北部農村地帯の庶民の間で行う雨乞いの儀式の一つといわれています。

その後、11世紀からリー朝時代の幕開けとなり、このころから水上人形劇は頭角を現し、リー朝の宮廷で皇族が鑑賞する娯楽にまで発展したとされています(真偽は不明)。

現在ではベトナム政府が伝統と歴史ある水上人形劇の観光資源に目を付けて、国家を揚げて文化保存をしています。

舞台は水上。コミカルな人形に注目

IMG_0393現在は観光客に大人気の水上人形劇ですが、14ある演目は各数分単位で、演目間は脈絡がないので、パンフレットのプログラムを目で追って、いまなにをやっているのかを判断することができます。

鑑賞中は随所でベトナム人の演者による掛け声のやりとりがありますが、これらはすべてベトナム語。
その理由はベトナムの伝統であるため、ベトナム語が分からずとも肌で感じ取ってほしいとのことです。

四肢がコミカルな動きを見せる水上人形劇は、昔からベトナムに伝わる農村の習慣をはじめ、伝説、神話、慣習、風俗などが主なテーマとなっています。

演目は毎日15時、16時10分、17時20分、18時30分、20時の5回公演。
入場料は6万ドン~10万ドン(席による)。
カメラの持ち込みは別途料金が2万ドン~6万ドンかかります。

ツアーの団体客が多いため、理想の座席がとれない場合は時間を遅らせるのが無難です。

夜の時間を楽しもう

IMG_8890ハノイのナイトスポットといえば、「ホアンキエム湖周辺」、「旧市街ナイトマーケット」、そして「水上人形劇」です。

この3つはすべて徒歩圏内なので、一夜で回ることができます。

18時台の上映を鑑賞し、終わったあとは目の前のホアンキエム湖を一周。
その後は歩いて北上し、旧市街の夜の町を散歩してください。

水上人形劇はハノイ市内にいくつかあるようですが、今回紹介しているホアンキエム湖東北部のディンティンホアン通りの「タンロン水上人形劇」が旅行者には最も人気があっておすすめです。

名称:タンロン水上人形劇(Watar Puppetry)
住所:57B Dinh Tien Hoang St.

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