ホム市場

IMG_2931今回紹介する「ホム市場」は、ホアンキエム湖南部からさらに南へ進んだところにあるローカル屋内市場。
早朝から午前中にかけて業者や一般消費者が多く集まる人気の市場です。

観光客向けのスポットかどうかは人それぞれかと思いますが、「ベトナムを知りたい」、「東南アジアらしい風景をみたい」、「ベトナム人の暮らしぶりを知りたい」と考える方には最適な場所となるでしょう。

アクセス

ホアンキエム湖南部から始まるハンバイ(Hang Bai)通りをひたすら歩くと、その通りはやがてフォーフエ(Pho Hue)通りにつながります。
さらに歩き続けると、左手に見える古びた建物がホム市場となります。

途中道を曲がることはありませんので、道に迷うことはないかと思います。
ホアンキエム湖南部から歩いて15分~20分程度ですが、北部(水上人形劇や旧市街の近く)から行くと30分以上かかります。

日中の暑い時間に行くのであれば、ベトナムの徒歩30分はかなり酷となるので、タクシーを使っていくといいでしょう。
その他周辺にはホアロー収容所や女性博物館がありますが、徒歩で行ける距離と思うかは人それぞれ。

道に迷うことも考慮して歩いて行くかどうか判断してください。

現地人に親しまれているホム市場

IMG_2896ホム市場は典型的な屋内庶民派市場。
外回りは食堂があり、フォーなどの麺類やご飯、惣菜を食べることができます。
市場で食事をするのもベトナムらしくていいですが、ご覧のとおり衛生的に問題があります。

ベトナム人は普段から食べているので免疫がついていますが、日本人は皆無ですので、胃腸が弱い方は特に注意が必要です。

ハノイはホーチミンと異なりカフェがいたるところにあるわけではありませんので、突然お腹の調子が悪くなってもトイレに駆け込む場所がありません。心配な方はここで食べるのは避けた方がいいでしょう。

また、市場外回りにも屋台は出ていて、ハノイの名物であるブンダウマントムを食べることができます。
こちらの方がまだおすすめできます。

中央は果物市場

IMG_2966市場は中央が吹き抜けになっていて開放的。
中央部分から2階も見渡すことができます。

このエリアは主に果物を売る店が並んでいます。
ハノイは若干の四季があるので、果物も四季折々の旬が並びます。

もちろん南国フルーツもありますので、見るだけではなく、買って食べ歩きすることもできるでしょう。

また、果物の店は吹き抜け下に集中している一方、回りは果物店を囲むように衣料品店が集まっています。

ここで買える服はけっしてファッショナブルとはいえませんが、ベトナム人がよく着るスタイルでもありますので、ベトナム好きは一枚お土産に買って帰るのもいいかもしれませんね。

値段は交渉で、5万ドン~15万ドン程度が相場。
15万ドンだすのであれば、けっこう良質なもの、もしくは満足いくものが手に入ると思ってください。

「これで15万ドンか……」と首を少しでもかしげるような服の場合は、たいていぼったくられていると思っていいでしょう。

2階は生地フロア

IMG_29412階は生地類を扱う店が充実しています。
ここの店主は生地の仕入れに足を遠方まで運びません。
なぜなら、毎朝生地の卸業者が市場に来て店を回るからです。

最近のベトナムの流行りはコットン100%。
良質な生地はタイやマレーシア製のものも多いのだとか。

その他洋服、下着類を扱う店もあり、どちらかというと女性物が多い印象です。

ホム市場で買い物はする必要はない

この市場はあくまでもローカル市場なので、旅行客がほしがるようなものはまず置いてないと思ってください。
しかし、日本ではもう見かけなくなってしまった、人々の生活のよりどころとなる市場は東南アジアの代名詞的存在でもあります。

雰囲気を楽しみたいという方は、これ以上にないおすすめスポットでもあるでしょう。

名称:ホム市場(Cho Hom)
住所:79 Pho Hue St. Ha Noi

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