旧市街の歩き方

IMG_9449ハノイのホアンキエム湖北部に広がる旧市街は、かつては一大商業エリアとして栄えていました。

タンロンが首都だっとときは、タンロン城の城下町のような活気溢れる町並みが続き、ハノイ以降も人々の生活のよりどころとして続きました。

ベトナム人の間では「pho co」と呼ばれていて、日本人の間では旧市街と名付けられています。
旧市街はホイアンにも似た様な古き良き雰囲気が流れていますが、世界遺産に登録はされていません。

ただし、ベトナム政府が定める無形文化遺産に指定されているので、旧市街のエリア内の建物は現状保存が義務付けられています。

アクセス

場所はハノイ市中心部。
ホアンキエム湖を拠点に北部の噴水広場よりも北側に広がるエリアです。
旧市街を取り囲むようにあるカウゴー通りやハンベー通り沿いの建物は自由に改築することができます。

ゆえに、旧市街には似つかわしくない24時間営業のコンビニやモダンなカフェレストラン、ナイトバーなどがオープンして、外国人旅行客の夜の楽しみの場となっています。

ホテル探し

旧市街のエリア内にもホテルはあります。中級ホテルが多く、一泊50万ドン~100万ドン程度が相場。
どこも旧市街にあるとは思えない清潔なホテルなので、日本人旅行客でも満足することができます。
一方カウゴー通りやハンベー通りにはミニホテルやゲストハウスが点在しています。

一泊20万ドン~40万ドンで宿泊することができます。
安いのが魅力ですが、冷房が壊れていたり、ベッドにダニがいたりとプチトラブルも多いので、こちらは旅慣れた人におすすめです。

旧市街からホアンキエム湖、ハノイ大教会までは徒歩圏内ですし、旧市街自体が観光エリアなのでこの界隈で宿泊するのはおすすめできます。

歩き方

IMG_2532旧市街にはターヒエン通り、チャーカー通り、ドンスアン通り、ハンダウ通りなど数多くの通りが十字を切って走っています。

この通りはかつて36の通りで構成され、それぞれが特定の商品を売る労働組合に属していたことから、「ハノイ36通り」とも近代以降は呼ばれるようになりました。
例えば銀を売る通り、漢方を売る通り、食器を売る通り、茶葉を売る通りといった具合です。

一通り回ってみて、興味がない道はあえて歩く必要はありません。すべての道を歩こうとすると1日では回りきれないので、それは時間の無駄。

また、旧市街のエリア内には冷房が効いたカフェなどの休憩所がほとんどありません。
ですので、日中の散策はかなり体力を消耗しますので、要所をいくつかピックアップして、そこだけを重点的に回るのがおすすめです。

徒歩?それともシクロ?

IMG_2542旧市街内はシクロの乗り入れも可能なため、シクロで旧市街を回ることができます。
ただし、これがおすすめかどうかは人それぞれ。

旧市街の町並み、様子だけを知りたい方はシクロでもいいでしょうが、実際お店に入ってみたい、立ち止まって露店で買い物したい、といった方にシクロは不向きです。

その場合は、やはり徒歩となります。

旧市街で食事

 旧市街には現在でも多くのベトナム人が暮らしています。
ですので、彼ら向けの食堂や屋台なども多数あります。

ブンチャーハノイ、ブンダウマントム、揚げ春巻き、鶏肉料理といったハノイ名物もここで食べることができます。
中には外国人向けの高級レストランもありますが、旧市街の雰囲気を体感したいのであれば、ここはひとつ現地人に混じって食堂や屋台で食事をとってみてはいかがでしょうか。

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