ニャーチュン&ニャートー通り

IMG_1064続いてご紹介するのは、ニャーチュン通り。

緑豊かな通りで、ベトナムの今と昔が混在する道。ハノイが発展の過程である様子をうかがえる興味深い通りとなります。

アクセス

場所はハノイ大教会を横切る道。
教会を背に左手がリークオックスー通り、右手がニャーチュン通りとなります。

欧米人バックパッカーの聖地でもあるゴーフィン通りがすぐ近くにあるので、観光客に混じってバックパッカーの姿も多くみることができます。
もちろん教会を見学したのち散歩する観光客の姿も多数見受けられます。

ニャーチュン通り

IMG_1058ニャーチュン通りは一重にいえば、「今と昔が混在する道」といえます。

ここで自営業を営んでいる昔からある古めかしい家が並んでいる一方、押し寄せる合理化の波に呑まれて、大手カフェチェーンが店舗を構えている様子もうかがえます。

ベトナム戦争後に開始した老舗のコーヒー豆店の隣に欧米人が経営するデザイナーズアパレルショップが建つ、そんな違和感たっぷりの道がニャーチュン通りの特徴。

IMG_1066ベトナムは1986年のドイモイ政策以降、市場経済が導入されて、経済が活発化しました。
1990年代後半からは日本のバブル期を彷彿とさせる高度経済成長期に突入。

現在はだいぶ落ち着いてきたものの、その波に取り残されてしまった店もまた多く残っています。
とはいっても、勘違いしないでいただきたいのは、彼らが貧しい生活をおくっているわけではないということです。

自分たちの土地と家、店を持っているので、生活は中間所得者層となります。
IMG_1097ニャーチュン通りは直線100mほどの短い道です。

その端にあるのがこちら。ブンホアハンチョンという芝生が広がるエリアで、日中は日向ぼっこをしているベトナム人や、ベンチに座って読書している外国人で落ち着いた雰囲気が漂っています。

夜になると近隣に住むベトナム人が続々と集まってきて、散歩エリアとなります。
彼らに混じって交流するのもいいかもしれませんね。

ニャートー通り

IMG_1025ニャートーとは「教会」。
つまり、ハノイ大教会の正面を走る通りだからこの名前が付けられました。

この通りは、「最も日本人観光客向けの道」ということができます。
その理由は「ベトナム料理レストラン」、「雑貨」、「お洒落カフェ」が揃っているからです。

ベトナム料理レストランはハノイの古き良き時代をイメージした内装が多く、雰囲気ある中で名物料理を食べることができます。
ほとんどが外国人旅行者なので値段はそこらへんの店よりも張りますが、外国人が喜ぶような雰囲気を演出してくれているので、一度は立ち寄ってほしいと思います。

IMG_1043雑貨天国といえばホーチミンのドンコイ通りがその象徴ですが、ここも負けてはいません。
通り沿いには雑貨店が建ち並び、お土産に手に取りたくなるような品々が揃っています。

特にハノイは北部山岳地帯が近いので、少数民族の衣装生地を素材に使ったポーチ、バッグ、財布などが多い様子。
また刺繍が施されているバッグやサンダルなどもお土産としておすすめできます。

近年は店がデザインをてがけるオリジナル雑貨も増えてきました。
例えば「ナグ」という雑貨ショップは自社で工場を持ってベトナムスタイルのテディベアを作っています。
ここでしか買えないオリジナルアイテムという店が増えているので、旅行者は事前にチェックしてみてましょう。

IMG_1032そしてお洒落カフェ。

個人経営、チェーン店いずれも並んでいて、それぞれ持ち味が異なります。

学生が好みそうなキュートなピンク色の内装のカフェがあれば、ビジネスマンが行くようなラグジュアリーなカフェもあります。
自分の好みのカフェを巡ってみるのもハノイ旅行の楽しみ方の一つです。

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