ぼったくりに注意

IMG_0271ベトナム旅行では「ぼったくり」にも注意が必要です。

ここは日本ではなく、遠く離れた東南アジアであることを思い知らされる一コマであり、被害を受けた後は、言いようのない残念な気持ちになります。
そうならないためにも、まずはぼったくり対策を知り、講じることが必要です。

お土産店でぼったくりが多発

ぼったくりが多発するのは、相場の知らない外国人を相手にするお店なので、当然ハノイの中心地であり、外国人旅行客が多く行き交うエリアとなります。

具体的に言えば、ホアンキエム湖周辺、旧市街、ハノイ大聖堂周辺、ハイバーチュン区などが挙げられます。
この界隈には旅行客が足しげく通うお土産ショップが軒を連ねています。

まず、ぼったくり対策の一つとして挙げられるのが、「相場を知ること」です。

お店に入って、魅力的な雑貨アイテムがあっても即決しないで、本当にこの値段が妥当なのかを知る必要があります。近年はお店も値段のついたラベルを貼るようになってきましたが、露店や市場ではまだまだその割合も少ないので、交渉が必須となります。

しかし、交渉するにも相場を知らなければ、「5万ドンで交渉成立できた」と喜んでも、相場は2万ドンであることだって考えられます。

まずは一通りお土産ショップを回って、物の相場を知るところからはじめましょう。

食堂でもぼったくられる

食堂にはほとんど値段が記載されていません。
ですが、旅行客も在住者も「どうせ安いからいいや」と値段も聞かずに料理を注文することがあります。
しかし、いざ会計となったら、通常3万ドンで食べられる料理がなぜか7万ドンを請求された、といったこともよくあります。

結局値段を聞かなかったこちらが悪いので、泣き寝入りするしかありません。
そうならないためにも、必ず料理の値段は聞くようにしましょう。

量り売りに注意が必要

ベトナムでは現在も量り売りが主流です。
シーフードを食べようと思ったら、海鮮食堂やレストランに足を運ぶことになりますが、そのほとんどはマーケットプライスです。

まずは市場価格を訊くのが絶対。
「どうせベトナムだから」とは考えないでください。
特にエビやカニなどは、ベトナムでも決して安くはありません。

そして、次に「重さを計るときは、立ち会う」ことも大切です。これは現地のベトナム人であっても必ず立ち会って、店の人と確認します。

外国人が立ち会わないでお店任せにするのは、大変危険なことはいうまでもありません。

マッサージ店も注意が必要

ベトナム旅行で女子旅が多い理由の一つが「エステ」。

日本では高くてなかなか行けないスパやマッサージも、ベトナムではリーズナブルな料金で楽しむことができます。

しかし、店によっては悪質なところも多く、最初の提示料金とは異なる料金を要求されることもしばしばあります。
まずはしっかりと料金体系を訊いて、スタッフに自分がいくら払うべきなのかを明確に質問することが大切です。

また、セラピストにチップを払うべきか否かも確認しましょう。
最近はチップ込みのお店も増えてきているので、そうしたところではチップを余計に払う必要はありません。

もしセラピストが「チップをくれ」と言ってきたら、スタッフにチクって注意してもらいましょう。

(バイク)タクシーもぼったりがある

四輪のタクシー、もしくはバイクタクシーであってもぼったくり被害はいまだ絶えません。

四輪のタクシーでは、お釣りをごまかしたり、メーター料金とは別にチップを要求するドライバーがいます。ベトナムではお礼としてチップをわたすのが習慣化していますが、タクシーのドライバーにはよほどのことがない限りはわたしません。

また、バイクタクシーも然りです。
バイクタクシーの場合は、最初に料金交渉をするので、さらにチップまで払うのであれば、せっかく料金を交渉した意味がまるでありません。

バイクタクシーでは、「必ず後払い」を守ってください。
最初に料金を払ってしまうと、目的地に着いたあとで、「まだ料金をもらっていない」と二重請求される恐れもあります。

ぼったくりの被害を最小限にする心構え

 定価の概念が根付いている日本人がベトナム旅行に行くと、必ず一度はぼったくりに合うと思っていいでしょう。
許せる程度の被害であればいいのですが、トラブルに発展するほどの被害額の可能性もあります。

基本ベトナムの警察も民事は不介入。
当人同士で折り合いをつけるよう求めてきます。

ただし、最近はぼったくり被害が減らないことから、観光客向けの相談所の設置も検討されています。その他、ここで紹介したように、自分でできるぼったくり対策を講じることも大切です。

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